top of page

ヒップスラストで下半身の出力を最大化!反張膝を整えてパフォーマンスを高めよう

「お尻」が変われば動きが変わる



― ヒップスラストで膝の反りを整え、地面反力を最大化 ―





■ はじめに:膝が反っていると、出力が逃げているかもしれない



スポーツの現場で「爆発的な加速ができない」「ジャンプが伸びない」と感じていませんか?

その原因は**膝の“反りすぎ(過伸展)”**かもしれません。


膝が本来の可動域を超えて後方に反ってしまうと、下肢全体での力の伝達効率が落ちるだけでなく、地面反力を十分に得られないという欠点があります。

つまり、ポテンシャルはあるのに、発揮できていない状態です。





■ なぜ膝が反ってしまうのか?原因は「お尻の不在」



膝の過伸展(反張膝)を呈する選手には以下の特徴が見られます。


  • ハムストリングス(もも裏)の使いすぎ

  • 大臀筋(お尻)の出力不足

  • 腓腹筋(ふくらはぎ)の短縮による足部不安定



このような筋活動の偏りにより、膝関節が最終域で制御できなくなり、地面からの力が逃げてしまうのです。





■ 解決策:大臀筋と大腿四頭筋の再教育で力の通り道をつくる




◎ 大臀筋(Gluteus Maximus)



大臀筋は股関節伸展において最も強力な筋肉であり、地面反力を前方推進力に変える「トランスミッター」です。

ここが弱ければ、ハムストリングスが代償的に働き、加速・方向転換・ジャンプにロスが生じます。



◎ 大腿四頭筋(Quadriceps Femoris)



大腿四頭筋は膝の伸展力を生み出す主動筋で、特に膝伸展終末域の制御に関わります。

これが安定することで、踏み込み動作や着地時の反発力が効率的に使えるようになります。





■ パフォーマンスアップの鍵:ヒップスラスト




✅ エクササイズ解説



ヒップスラストは、地面反力を効率よく活かす「後鎖(こうさ)チェーン」強化トレーニングです。



✅ やり方



  1. ベンチに肩甲骨を乗せて座る

  2. 足は腰幅、膝90度でセット

  3. ダンベルまたはバーベルを骨盤上に配置

  4. 股関節を軸にしてお尻を持ち上げ、体幹と大腿が一直線になるまで伸展

  5. 2秒キープ → ゆっくり戻す(10回×3セット)




✅ 指導上のポイント



  • お腹を軽く引き込み(ドローイン)、腰椎の反りを防ぐ

  • トップでお尻を締める意識を持ち、反張膝にならないよう注意




■ 信頼できるエビデンス



  • Krosshaug T et al. Mechanisms of ACL Injury in Basketball. Am J Sports Med. 2007[Evidence Level 1]

  • Contreras B et al. The hip thrust exercise: a gluteus maximus activation exercise. J Strength Cond Res. 2015[Evidence Level 2]

  • Sigward SM et al. Muscle recruitment and coordination in female athletes. Med Sci Sports Exerc. 2012[Evidence Level 2]




■ Call to Action(次の一歩)



パフォーマンスを上げたいすべてのアスリートへ。

今日から「ヒップスラスト」をウォームアップ後に3セット取り入れてみてください。

反張膝の修正は、あなたの爆発力を解き放ちます。




 
 
REAL-基本横ロゴ.jpg
  • Line
  • Instagram
  • YouTube

​営業時間

​5:00~23:00(年中無休)

【予約受付時間】​

月・水・金・土曜日 10時から19時

火・木曜日 10時から15時

※日・祝日 ノースタッフ

※ご予約のない時間は、ノースタッフの場合がございます。

お問い合わせ

〒895-2511

鹿児島県伊佐市大口里767-1

電話 0995-29-4970
​※指導中などの都合により、お電話に出られない場合がございます。
恐れ入りますが、お問い合わせの際は公式サイトのお問い合わせフォームよりご連絡いただくことをおすすめいたします。

ご 予 約

・無料見学

​・入会手続き

bottom of page